サステナビリティと70年代のブラジリアンデザインが融合した「Revolving Especie」

Zanini de Zanineによる再利用材料を活用した革新的なアームチェア

ブラジルの70年代のモダンデザインの創造力に触発され、廃材の再利用を通じたサステナビリティを前提としたコンテンポラリーデザインのアームチェア「Revolving Especie」をご紹介します。

このアームチェアは、その時代の家具が特徴としていた固体木材の使用や、鮮やかなラインのボリューム感を引き継ぎつつ、定義された硬質な特徴を優先した70年代の家具からインスピレーションを得ています。さらに、廃棄物の要素の再意味付けとサステナビリティの考え方が組み合わさっています。

「Revolving Especie」は、解体木材の再利用を通じたサステナビリティを前提とした現代のデザイン要素です。これは、内部と外部の両方の環境に適応する、多機能で耐久性のある家具であり、70年代のブラジルデザインの最高の要素からインスピレーションを得ています。

このアームチェアは、解体された固体木材を再利用して製造され、研磨とニス塗りの工程を経ています。その回転式のベースは鋼製で、中密度のポリウレタン製の座面は、船舶用の布で覆われています。

このプロジェクトは2021年11月にリオデジャネイロで始まり、2022年2月にリオデジャネイロで完成しました。その制作にあたっては、70年代のブラジルで開発された家具の特徴と素材へのデザイナーの情熱から始まった研究が基盤となっています。

プロジェクトの最大の課題は、実行過程でした。金属製のベースと木製の座面の間のフィッティングは、製品が耐久性があり、人間工学に基づいており、ユーザーにとって安全であるように行われるべきでした。

このデザインは、2022年のA' Furniture Design Awardでブロンズを受賞しました。この賞は、芸術、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを組み込み、強力な技術的および創造的なスキルを発揮し、生活の質の改善に貢献し、世界をより良い場所にする、優れた創造力と独創性を持つデザインに授与されます。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Zanini de Zanine
画像クレジット: Image #1: Photographer Credito 21 Mobiliario, Poltrona Especie, 2022. Image #2: Photographer Credito 21 Mobiliario, Poltrona Especie, 2022. Image #3: Photographer Credito 21 Mobiliario, Poltrona Especie, 2022. Image #4: Photographer Credito 21 Mobiliario, Poltrona Especie, 2022. Image #5: Photographer Credito 21 Mobiliario, Poltrona Especie, 2022.
プロジェクトチームのメンバー: Designer: Zanini de Zanine Creative Director: Thyara Torres
プロジェクト名: Revolving Especie
プロジェクトのクライアント: Studio Zanini


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